メディア・マーティング支援サービス | メディカ出版

「SNS看護コミュニケーション」という新たな学びの提供

株式会社Tomopiia

「Tomopiia(トモピィア)」は、担当看護師とのチャットによる対話を通じて、がんと共に生きる方の「不安」と「悩み」が解消されるようサポートするサービスです。患者さんが自分らしく生きるためのサポートを行うには、担当ナース自身も学びを深める必要があります。今回、学びのツールとして『SNS看護コミュニケーションテキスト』の企画・編集を行いました。また、テキストの刊行を記念し、共催セミナー「患者さんの話を『聴く』ってどういうこと?~文章による対話から、看護師の『聴く』を考える~」を2023年11月23日に開催いたしました。

編集者のサポートにより、
自分たちが何を伝えたいのか、
何を学んでほしいのかが整理できました

「SNS看護」という、これまでにはない新しい看護を体系化するにあたり、専門の方にサポートしていただきたいと思っていました。テキストを作るにしても、看護師を対象として制作するノウハウもなく、自分たちだけでは難しかったです。医療・看護系出版社として実績があること、業界での認知度や信頼度も高いことからご依頼させていただきました。今回、企画の部分から一緒に検討いただいたことで、自分たちが何を伝えたいのか、何を学び取ってもらいたいのかが整理でき、テキストの構成に反映できました。

もともと文章を書くということは行っていましたが、どうすれば読みやすく見せることができるのか、デザインであったり、表現の仕方であったり、さまざまなアドバイスを編集者からいただきました。自費出版では、ここまでの仕上がりになっていなかったと思います。

SNS看護コミュニケーションテキスト

共催セミナーに関しては、メディカ出版の媒体等を使った集客アプローチを行うため、これまで接点のなかった方からのお申込みが多数ありました。もともとメディカ出版ではセミナーを行っていたこともあり、勤勉意欲の非常に高い看護師にリーチしている印象です。そのため、今回も「学びたい」という思いが強い看護師の方々に届いたと感じています。共催セミナーに参加された後、弊社の研修にお申込みくださる方も増えており、効果を実感しています。

また、今回のような業態の違う2社のコラボレーションを通じて、双方にとって新たな気づきやメリットを見出せた意義のある取組だと思いました。

SNS看護のノウハウをさらに広めていきたい

Tomopiiaのサービスは、学びや体験ができる場を持っていることが特徴の一つです。今回はセミナーという形を取りましたが、今後は少人数での勉強会といったことも行いたいと思っています。大小さまざまなイベントを行いつつ、コンテンツもあわせて発信していくことで、蓄積したSNS看護のノウハウを広めていきたいと思っています。

◆お話をうかがった方

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重村潤一朗
株式会社Tomopiia 代表取締役

1996年三井物産株式会社に入社、以後ヘルスケア関連ビジネスに従事、在宅介護サービス・シニアサービス・ヘルスケアサービスなど数々の新規事業開発に携わり、パートナーとの合弁事業への出向や医療機関の経営など現場経験も豊富。海外医療機関への投資や海外(東南アジア)でのビジネス経験あり。個人が尊重された最適な医療とヘルスケアサービスの追求と、ヘルスケアの現場で働く専門家が輝ける産業を創り出すことを目指している。2020年より三井物産の子会社でビジネスインキュベーションを手がけるmoon creative lab社にて本事業を開発、2023年に株式会社Tomopiiaを社内起業。

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十枝内綾乃
株式会社Tomopiia 執行役員・CNO(Chief Nursing officer) 

看護師免許取得後、大学病院で精神科、老年病科を経験、企業の健康管理室勤務等を経て約400床の総合病院に入職。看護師長として透析センターの立ち上げ、腎内分泌内科病棟師長を経験し、同病院で副院長兼看護部長を務める。看護師の採用業務など院内の幅広い業務に従事。2019年より、当プロジェクトへアドバイザーとして参加し、現在は執行役員・CNO(Chief Nursing officer)として活動中。

◆株式会社Tomopiiaウェブサイト