ウィズコロナ時代において、はじめての診療報酬改定が確定しました。感染対策へ新たな加算やリフィル処方箋など、コロナ禍の現状に即した仕組みとともに、地域包括ケアシステムの構築なども盛り込まれています。ここでは、特に注目すべき感染対策関連のポイントについて、ご紹介します。
●感染防止対策加算③
感染防止対策加算①②のほかに、感染防止対策加算③が加わりました。本加算により、より多くの施設が感染対策に注力する可能性があります。また、大規模病院を中心とした感染防止対策加算①に該当する医療機関は、地域におけるリーダーとしての役割が一層求められます。
●新型コロナウイルス流行に即した新たな加算
外来感染対策向上加算、連携強化加算、サーベイランス強化加算などが設定されました。サーベイランス強化加算は、感染対策チームを中心としたに取り組むため、今後の動向が注目されます。
●地域全体で感染対策に取り組む体制作り
加算によっては、カンファレンスの参加などが要件となっているため、大規模病院~中小規模病院から保健所まで、地域全体の連携が必要です。
詳細は、弊社刊行『インフェクションコントロール』6月号(5月刊行予定)の「感染界隈My Topic」(著者:鹿児島大学病院 川村英樹先生)で取り上げます。ぜひご参照ください。